[新機能] Amazon RDSでDBの接続ポート番号を変更出来るようになりました

[新機能] Amazon RDSでDBの接続ポート番号を変更出来るようになりました

Clock Icon2015.12.06

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

地味なアップデートもちゃんと抑えておこうシリーズです。

This release adds updates to support modifying the database port for an existing DB instance.

アップデート内容

これまで、RDSで構築されたDBに接続するためのポート番号は、起動時にのみ指定可能であり、後から変更することが出来ませんでした。 今回のアップデートにより、起動済みのRDSのポート番号を変更することが出来るようになりました!全てのAWSリージョン、DBエンジンですぐに変更可能です。

やってみた

RDS for MySQLを起動した直後。ポート番号がデフォルトの3306になっています。

RDS_·_AWS_Console

接続確認。MySQLのデフォルトポートが3306なので、特にコマンドオプションをつけなくても繋がります。

$ mysql -u admin -p -h test.hoge.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 18
Server version: 5.6.23-log MySQL Community Server (GPL)

Copyright (c) 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql>

対象のRDSを選択し、[Instance Action]-[Mofify]をクリックします。

RDS_·_AWS_Console 2

[Database Options]欄に[Database Port]という項目が増えています!

RDS_·_AWS_Console 3

試しに3306から3307に変更します。

RDS_·_AWS_Console 4

はい、対象RDSのポート番号が変わったことがわかります。

RDS_·_AWS_Console 5

当然ですが、セキュリティグループも合わせて変更する必要があります。

EC2_Management_Console

接続確認。mysqlコマンドでは、コマンドオプションオプションで-Pを付与し、新しいポート番号を指定して接続します。

$ mysql -u admin -p -h test.hoge.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com -P 3307
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2
Server version: 5.6.23-log MySQL Community Server (GPL)

Copyright (c) 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql>

はい、起動済みのRDSのポート番号を簡単に変えることができました!

最後に

EC2などのサーバ上でDBを構築する場合にポート番号を変えたいケースとしては、1つのサーバ上で複数のDBを立ち上げたい場合になると思います。RDSでのユースケースとしては、アプリケーションの都合で接続ポートを変更する場合が考えられますね。決してニーズとしては多いわけではないでしょうが、設定可能な項目が増えることでより使い勝手が良くなり、RDSを選択する理由が増えるのではないでしょうか。こういう地味な変更も抑えておきたいですね!

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