[新機能] Amazon RDSでDBの接続ポート番号を変更出来るようになりました
地味なアップデートもちゃんと抑えておこうシリーズです。
This release adds updates to support modifying the database port for an existing DB instance.
アップデート内容
これまで、RDSで構築されたDBに接続するためのポート番号は、起動時にのみ指定可能であり、後から変更することが出来ませんでした。 今回のアップデートにより、起動済みのRDSのポート番号を変更することが出来るようになりました!全てのAWSリージョン、DBエンジンですぐに変更可能です。
やってみた
RDS for MySQLを起動した直後。ポート番号がデフォルトの3306になっています。
接続確認。MySQLのデフォルトポートが3306なので、特にコマンドオプションをつけなくても繋がります。
$ mysql -u admin -p -h test.hoge.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com Enter password: Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. Your MySQL connection id is 18 Server version: 5.6.23-log MySQL Community Server (GPL) Copyright (c) 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. mysql>
対象のRDSを選択し、[Instance Action]-[Mofify]をクリックします。
[Database Options]欄に[Database Port]という項目が増えています!
試しに3306から3307に変更します。
はい、対象RDSのポート番号が変わったことがわかります。
当然ですが、セキュリティグループも合わせて変更する必要があります。
接続確認。mysqlコマンドでは、コマンドオプションオプションで-Pを付与し、新しいポート番号を指定して接続します。
$ mysql -u admin -p -h test.hoge.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com -P 3307 Enter password: Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. Your MySQL connection id is 2 Server version: 5.6.23-log MySQL Community Server (GPL) Copyright (c) 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its affiliates. Other names may be trademarks of their respective owners. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. mysql>
はい、起動済みのRDSのポート番号を簡単に変えることができました!
最後に
EC2などのサーバ上でDBを構築する場合にポート番号を変えたいケースとしては、1つのサーバ上で複数のDBを立ち上げたい場合になると思います。RDSでのユースケースとしては、アプリケーションの都合で接続ポートを変更する場合が考えられますね。決してニーズとしては多いわけではないでしょうが、設定可能な項目が増えることでより使い勝手が良くなり、RDSを選択する理由が増えるのではないでしょうか。こういう地味な変更も抑えておきたいですね!